2013/05/26

吐いた煙を吸い込む瞬間

前と同じだと思った。
始まったかもしれないという予感と同時に
終わる瞬間を想像して傷ついた。
出会って、秘密を話して、曝け出したことを後悔して、
だからほとんどが始まりもなければ終わりもない。
全部怖くて手を伸ばすことさえない。
ただ今は前のあの子の声が聞きたくて、
私以外の誰かを選んで笑うあの子に会いたくて、
上手くやった自分を思い出して安心する為に携帯電話を握りしめる。


それが一番大きな違いで、
それが一番の障害で、
それが一番の愛情だとしてもそれが何の為になる?


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