2013/10/29

嘘の国


 ずっと、あの遠い星が故郷だと思っていた。だから、あの場所に戻って行くのは自然なことだと。いつの間にか、この世界に慣れてきて、昔の記憶が薄れてしまうようになって、言葉も忘れてしまったけど、それでもずっと、あの星が私の始まりだと思っていた。
 それに、物心ついた時には霊魂が漂っているのも、悪意が人々の間を漂うのも全部見えていた。見たくなくても、視界に入っていた。なのに、それは世界の殆どの人の目には届かなくて、怖かった。

この世の何もかもが嘘のように思えた。


2013/10/16

『ゴシックスピリット』 高原英理




物心ついた頃から怪奇なもの怖いもの暗がりにあるものが気になって仕方なかった。夜とか墓場とかお化けとか怪談とか、そうした想像が興味の大半を占めていた。

集団生活と共同作業が苦手だった。幸い今のところ徴兵制はないからよいが軍隊に入れられたら耐えられないだろうとよく考える。

平穏が続くというのが信じられない。いつも死のイメージばかり考えていた。

死は膜一枚で隔てられているだけと思っていた。今もそう思っている。

ダークな感じ、陰惨なもの、残酷な物語・絵・写真を好む。

ホラーノヴェルもホラー映画も好きだ。

時代遅れと言われても耽美主義である。いつもサイボーグを夢見ている。肉体の束縛を超えたい。
両性具有、天使、悪魔、等、多くは西洋由来の神秘なイメージを愛する。

金もないのに贅沢好み。少女趣味。猟奇趣味。廃墟好き。退廃趣味。だが逆の無垢なものにも惹かれる。

情緒でもたれあう関係を嫌う。はにかみのない意識を嫌う。顔を合わせれば愚痴を言い合い、ハードルをより低くして何でも共有してしまおうとする関係を見るたび、決して加わりたくないと思えてしまう。自らの個の脆弱さは身に滲みて知っているつもりだが、だからこそ、最初から最低レヴェルで弱さを見せ合い嘆き合おうという志の低さが気に入らない。

欲望そのものはよいとしても野卑で凡庸な欲望の発露を厭う。主に性に関する場合が多いのだが、「不倫」だの「結婚願望」だの「恋の駆け引き」だのといった予断に満ちた語は性の形をひたすらありきたりに陰影なく規格化していて腹立たしい。いくらでも異様な発露を見せうるはずのことを常に決まりきった形で安く語る言葉が嫌悪されてならない。

自信満々の人が厭だ。弱者だからと居直る人も厭だ。「それが当たり前なんだから皆に合わせておけ」と言われると怒る。はじめから正統とされているものにはなんとなく疑いを感じる。現状の制度というのが決定的な場面では自分の味方でないように思える。いつも孤立無援の気がする。

気弱のくせに高慢。社会にあるどんな役割も自分には相応しくない気がする。

毎朝、起きると、また自分だ、と厭になる。自分ではないものに変身したい。それは夜に生きる魔物であればよい。

そこに善悪は問題でない。美しく残酷なこと。きりきりと鋭く、眠るように甘いもの。ときにパンク、ときにシュルレアリスティック、またときに崇高な、暗い魅惑に輝くそれがゴシックの世界であると私は信じている。



2013/10/11

ピエロの世界




いつからそうなんだ、と聞かれても当然のように生まれた時からと答える他ない。両親がいない訳でも、孤児院で育った訳でも、その孤児院で虐待された訳でも、大きな夢に破れた訳でもない。況して家がヤクザだった訳でもない。他の普通の人と同じように父親も母親も居て、なんなら一人年上に女の兄弟も居て、家庭崩壊なんてこともなくここまで生きてきた。小学校は公立だったけど、いろんな奴が居る中で先生に同級生の悪さを告げ口して生きているような子供だったし、中学では自分の位置を確かめる為にくだらない虐めをする奴らの太鼓叩きをしてきた。高校生になってからは、番長と呼ばれる奴に気に入られて、それも度を超えて何を血迷ったか襲われかけたりもしたけど、その時は他校の番長に囲われたりなんだりでそのまま卒業。経済学くらいなら興味もあったけど、学校そのものがどうでも良くなっていたから大学には行かなかった。決して頭が悪かった訳じゃないということは言っておきたい。そうしているうちに、この街に落ち着いていた。

初めのうちは学生の頃と同じようにお金を持っていて強そうな人間の周りをうろついて、そいつに取り入る為に何が必要か考えた。それまでだったら気に入った女の番号とか、バイト先の情報だとかそんな程度のものだったけど、もう少し頭を使って集めてきた情報はなにより大きな金になった。その頃、ああ、金っていいな、好きだなってことをはっきりと自覚して、その生活に拍車がかかった。それが仕事になっていった。

これが天職なんだってことは誰に言われなくても自分がよく分かってた。そのことに悩みもしなかった。嫌という程自分のことは知っていたし、寧ろそれだけが、鬱陶しかった。情報屋っていう街と人を監視し続けるような仕事をしていれば毎日飽きることはないと思っていたのに、3年もすれば総てのことに慣れてしまって、警察だってヤクザだって何も怖くなかった。そうして平凡な日常に成り下がっていた。気づいてみれば街には均衡が保たれていて、それを乱そうなんて奴はいなかった。あの時までは。

あの人は誰も信用していなかった。そうすることが怖くて、それと同時にそうすることが出来ない自分を恐れていた。ああいう自分しか信じられない人間は、自力でなんでもしていまうから情報屋なんかが持っていく話は殆ど必要としていなかった。それなのにボロボロになってあの人は目の前に現れた。そうは言っても、頼ってきたなんてことはなくて、今まで他の人にされてきたように上手く使われていただけだ。だから、こっちも貰えるものだけ貰って早々におさらばするはずだった。なのに、あの人に身を預けてしまった。そうして、飛び込んで、一部になってしまえば予想していなかったあの人の感情に触れることとなった。あの人は恐怖以外にも沢山の感情を抱えて暗い世界の真ん中に立とうとしていた。そんな風に手の内を明らかにしている人間を前にして、言いようもない想いが生まれていた。

「僕はあんたに命を預けるよ。だからさ、好きに使って」

あの人が人間を信じたいと思うように、人間に必要とされたいと願う自分がいた。今までもこれからもその一心で生きていた。そのことを周りがどう思ってようと関係ない。

一人で走って行ったあの人を見て、自然と自分も笑っていた。楽しかった、平和が壊れて力が総ての世界が現前化されていくようで。所詮、形だけの安心は何の意味もなさない。それならば必死にもがいていても離れないように首と首を結び合っている方が生きていることを感じられる。他の人間がそれを望むかどうかは分からないが、少なくとも今必要なのはそういう繋がりだった。

心が満たされていた。
ただ、しあわせだった。



2013/08/29

twins - suicide - reborn



苦しかった、単純に。
息をしようとも何も取り込めず、結局吐き出し続けていた。僕が鏡のようなお前を見る時、なんで鏡じゃないんだろうと思った。何度も何度も思った。でも、どうしようもなかった。仕方がなかった。僕は苦しいままでお前は笑っていて、僕は泣いていてお前は僕を蔑んだ。同じ時にこの世界に落っこちてきて、不幸だったと一緒に嘆くこともしないでお前は他の誰かと同じように「普通」を生きていた。何故、僕は、何故、お前は生きているのだろう。元々一つだった細胞が神様の勝手で二つに分けられて、今じゃこの有様だ。今日は何かが変わる。生まれた時みたいに総てが終わって、総てが始まると思えば思うほど息がしにくくなって、記憶が白くぼやけてくる。本当は何もなかったんじゃないか、僕はお前の影なんじゃないかって思ったところでそんなことなくて、やっぱり苦しかった。

ずっと前、僕が生まれたあの日。そんな日のことは覚えてすらない。そして今日、何回目かの記念日なのに、それは僕のものではない。僕は生きる影で、僕に送られる「おめでとう」はお前のものになる。そうして返された「ありがとう」も僕の口からは出てこなくて、代わりに僕は飲み込んだものを吐きだした。僕の周りは汚れて、貰ったプレゼントは落ちて破片が散らばっている。僕の記念日。僕の始まった日であり、僕が後悔し始めた日は、お前にとっては最高の日なんだろう。

でも、今日は僕の記念日。今まで苦しんで泣いても生き続けた僕の記念日。僕は僕に「おめでとう」と「ありがとう」を送る日だから、お前はこの中で待っていて。

嫌いなはずない。そんな風に考えたことは一度もなかった。ただちょっと羨ましくて、ただちょっと悲しかった。僕はお前で、お前は僕なのに思ったようにいかなくて。気付いてほしいのに見てもくれなくて。どんなに足掻いても一人だった。

聴いてる?僕の話。
大丈夫、僕はここに居るよ。だから寂しくないし、悲しくもない筈だよ。苦しいなんて嘘。一度僕も入ってみたから。その中に居ると、覚えてない筈のお腹の中を思い出して落ちついた。だってこの世に出てくる前の短く穏やかな日々だからね。その中でゆっくり目を閉じると、麻の織りの少しだけ荒いところから光が入って来て気持ちが良いんだ。大丈夫、こわくないよ。僕がここに居るからね。

叫んでいる声は僕にはとても意味がなくて、騒音と溶け込んでいくように感じる。そうだ、僕の一番嫌いな言葉はね「おめでとう」なんだよ。理由はなんとなく歯痒いからだと思ってる。うん、たぶんね。誰にも言われたことないけど。

大丈夫、こわくないよ。僕がここに居る。
ああ、そうだおめでとう。今日はお前の誕生日だよ。だから僕にも言って、「おめでとう」って。そうしたら僕も「ありがとう」って言える。おめでとうありがとう。僕ももう大丈夫。僕の始まった日と僕自身を記念する日に初めて意味があるものになる。

明日の朝目覚めたら、きっと僕は笑っている。息を大きく吸い込んで総てのことに感謝する。分かるんだ、そんな些細なことが。他の人にとって、そしてお前にとってちっぽけなことが僕に出来るようになる。なんて簡単なんだって手放しで喜んで、お前のことも大切にする。

でも、きっとすぐ思い出す。僕らは不幸な世界に落っこちてきたことを。

大丈夫、こわくないよ。僕がずっとここに居るから。





2013/08/12

Summer Sonic 2013/10/aug

Because I stayed up all night, I had to be helped by Red Bull 

 Summer Sonic 2013 with college friend
 CHEVRCHES

girl in this band was so cute!
 BASTILLE

 so hot anyhow
 Fall Out Boy

They are my evergreen band.
I was waiting for them to re-form and play songs again for 4 years.
When they sang "Saturday" the last, I was impressed and cried.
Patrick is my angel and Pete is my hero always.

Island Stage
 my friend
 Steve Aoki again 

I didn't go to see Linkin Park, but I could see Chester and Mike Shinoda there.
Steve Aoki took them to his stage. 
Lucky me~~
 Glen Check

This is a band which I wanted to see most. 
I'm going to introduce them a little.
Glen Check is a South Korean indie band, consisting of singer and guitar player June-One Kim and bass and synthesizer player Hyuk-Jun Kang.
They were living abroad, so they have sung almost in English expect this song.
Maybe they can speak French?
By the way, because of time (2 am) audiences weren't many, but their play and VJ was great.
I wanna see again,so hope them to come Japan by live tour. 

 Go chic


I had nice tow days at Makuhari.
I won't forget these days as my last student year and I want to go again!

  

Sonic Mania 2013

I went to Sonic Mania 2013 with my friends

 my look was like this
 with my friends
 had drinks


 I fell in love into this band, called MODESTEP

 Denki Groove
 dead friend
 and crazy friend
Justice


I had happy and crazy time at Sonic Mania.
It is the second times I go there.
 This time, MODESTEP and Steve Aoki were my best acts!
Klaxons was so nice too and they played their new songs.
I wanna go with my funny and crazy friends next time too.

2013/08/07

130804 KAMAKURA


鎌倉に行ってきました。これが3度目の鎌倉です。


まず向ったのは鶴岡八幡宮。







とてもとても暑かった。そして、


はい、次行きます。
そのまま参道を下っていったところに素敵なイタリアンカフェがありました。
今は改装したのか少し写真と雰囲気が違いました。


コーヒーおいしい、でもレモンジュースがオススメです。

で、江ノ島へ。



 


その次に七里ヶ浜。



アマルフィカフェで食べたやつ。名前は忘れた。
すごくおいしかった。


Billsっていうお店が有名なのですが混んでいました。



そして、帰宅。日帰りでしたがまた夏に行きたいです。あ、春でも可。